コロナウイルス感染症パンデミックにおける
造血幹細胞患者・ドナーの適格性判定について
コロナウイルスのパンデミックを受けて、造血細胞移植に関連する海外の学会・ドナーバンクから、造血幹細胞移植の患者・ドナーの適格性判定に関するガイドラインが報告されている。わが国では日本骨髄バンクがドナー選択のガイドラインを、日本造血細胞移植学会が過去のコロナウイルス(A/H1N1 pdm 09)のパンデミック時に造血幹細胞移植を受ける患者・提供ドナーに関するガイドラインを策定している(造血細胞移植ガイドライン-インフルエンザとその他の呼吸器ウイルス感染症(第3版))。これまでに報告されたガイドラインを以下に示す。
各移植施設においては、以下のガイドラインを参考とし、造血幹細胞移植患者およびドナーに対して適切に対応するようお願いしたい。
・WMDA: https://share.wmda.info/display/DMSR/Coronavirus+-+COVID-19#/
・WBMT: https://www.wbmt.org/wp-content/uploads/2020/03/WBMT_COVID-19-2.pdf
・ASTCT: https://www.astct.org/connect/astct-response-to-covid-19
・JMDP :https://www.jmdp.or.jp/documents/file/04_medical/donor-tekikaku-ncov20200326.pdf
2020年 3月26日
日本造血細胞移植学会理事長
岡本 真一郎