一般社団法人日本造血細胞移植学会 The Japan Society for Hematopoietic Cell Transplantation

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移植前の精子保存や卵子保存について

最終更新日:2018年3月8日

白血病やリンパ腫などの血液腫瘍に対する抗がん剤治療や放射線治療は性腺(男性の精巣、女性の卵巣)に悪影響をおよぼしますが、特に造血幹細胞移植の前処置は大量の抗がん剤や全身放射線照射を用いて実施されるため、高頻度に不可逆的な性腺機能障害を生じます。これは若年患者さんの移植後の生活の質(QOL)に大きな影響を与えるため、可能であれば早い段階で配偶子を凍結保存しておくことが「小児,思春期・若年がん患者の妊孕性温存に関する診療ガイドライン 2017年版」でも推奨されています。配偶子は、可能なら抗がん剤の曝露がない段階での採取が望まれますが、緊急の治療を要する血液腫瘍の場合にはやむをえず化学療法後の採取となることが多くなります。また、特に女性患者さんの場合は、好中球減少、血小板減少のために採卵時の感染や出血のリスクが高まることも考えられます。化学療法と採卵のタイミングの調整も大きな課題となります。血液内科医・小児科医側から十分な情報を提供するとともに、血小板輸血などの必要な支持療法が必要となることがあります。

以下の記事もご覧ください。
精子保存(男性患者さんの妊孕性の温存)
卵子保存 (女性患者さんの妊孕性の温存)

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